【ZEH住宅】補助金をもらえないケースがある｜原因と注意点を解説

光熱費削減効果や補助金給付制度など、メリットの多い「ZEH住宅」ですが、せっかく建てたのに補助金をもらえないケースがあるのです。どうしてこのような事態が起こってしまうのでしょうか？

そこで今回は、ZEH住宅の補助金制度が利用できない原因と、制度を利用する際の注意点について解説していきます。ぜひ参考にしてください。

 

茨城県鹿行エリアで数多くのZEH住宅を建築してきた工務店『IK-HOME』がわかりやすく解説するので、ぜひ最後までご覧ください！

 

ZEH住宅って何？

ZEHは、Net Zero Energy House（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）の略で、「太陽光発電による電力創出」や「省エネルギー設備の導入」「外皮の高断熱利用」などにより、生活で消費するエネルギーよりも生み出すエネルギーが上回る住宅を「ZEH住宅」と呼びます。

ZEH住宅は、建築することで光熱費の削減や高断熱の過ごしやすい空間につなげることが可能になります。

なおかつ、エネルギー消費を抑えられることから、環境にも配慮できるとして近年とても人気が高まっている住宅です。

そして、ZEH住宅は以下の3つの要素をもとに成り立ちます。

• 省エネ：専用のシステム「HEMS（Home Energy Management System）」を用いることで、家庭内で使用している電力量や稼働状況、太陽光発電による発電量などを確認する。
• 断熱：高性能の窓や高断熱材を利用することで、エネルギー効率の良い住宅を目指す。
• 創エネ：太陽光発電などを用いてエネルギーを生み出し、生活で消費するエネルギーよりも生み出すエネルギーの方が多くなる住宅を目指す。

ZEH住宅については下記でも詳しく解説しています。

〈関連ページ〉「ZEHは意味ない」と後悔するデメリットと後悔しない方法｜ZEHの意味、メンテナンス費・光熱費も解説

 

ZEH住宅を建てたのに補助金をもらえない原因とは？

ZEH住宅建築の最大のメリットと言えるのが、補助金の給付でしょう。ZEH住宅は、国土交通省・環境省・経済産業省の連携により実施されている補助金制度があり、条件を満たせば約60〜115万の給付が受けられるとされています。

ですが、せっかくZEH住宅を建てたのに、補助金の給付を受けられなかったケースがあります。どうしてこのようなことになってしまうのでしょうか？考えられる原因を下記にまとめました。

• 併用できない補助金をすでに利用している
• 申請・着工期限が過ぎている
• 交付決定前に着工した
• 登録事業者ではないハウスメーカーと契約した

併用できない補助金をすでに利用している

補助金をもらえない原因として、併用できない補助金をすでに利用してしまっていることが考えられます。

原則として、1つの建物（補助対象）に対し、国の補助金を2つ併用することはできません。

ZEH住宅を建築した際に受けられる補助金制度を「戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス （ZEH）化支援事業」と言いますが、この制度は国の財源から支給される補助金です。

そして、同じ国庫補助金を財源としている「こどもみらい住宅支援事業（子育て世帯や若夫婦世帯が、ZEH住宅を建築したり、購入したりした場合に補助金が交付される制度）」は、ZEH化支援事業とは併用できないことになっています。

どちらがより高額な補助金を給付されるのかは、そのときの状況やレギュレーションによっても変わるため、どちらが一概に良いとは言えません。

ですので、制度の利用を検討しているならば、どの制度を利用する方がお得かしっかり確認するようにしましょう。

申請・着工期限が過ぎている

ZEH住宅の補助金には、申請や着工、完了報告などの期限が設定されていますが、こうした期限を過ぎてしまうと補助金を受け取れなくなってしまいます。

例えば、こどもみらい住宅支援事業では、工事請負契約の期間・建築着工の期間・基礎工事の完了といった期限が定められています。

また、ZEH補助金においても、ユーザー登録期間から事業の完了を報告する実績報告まで複数の期限が設定され、それらを過ぎてしまうと補助金は受け取れません。

補助金を申請する場合は、最新の応募要項やスケジュールを十分確認したうえで、手続きを進めていきましょう。

交付決定前に着工した

ZEH補助金は、交付が決定されたのちに補助対象工事に着手するため、申請から着工までは、あらかじめ決められた順番で行う必要があります。

ゆえに、交付前に着工してしまうと補助金の対象から外れ、支払いが行われなくなることがあります。

そしてこれは同時に、申請したとしても交付が決定するまでは着工できないことを意味しているため、場合によっては工期が後ろ倒しになることもあります。

したがって、着工を急ぎたい人や住み始める期限が決まっている人にとっては、厳しい状況になりかねないので、注意が必要でしょう。

登録事業者ではないハウスメーカーと契約した

ZEH住宅の補助金制度を利用するためには、「ZEHビルダー」または「ZEHプランナー」として登録している建築会社を利用することが条件です。

ゆえに、登録事業者ではないハウスメーカーと契約した場合は、ZEHの基準を満たす家を建てたとしても、補助金対象ではなくなってしまうため注意が必要です。

補助金制度を利用する場合は、依頼する事業者やハウスメーカーが登録をしているか、しっかり確認するようにしましょう。

 

茨城県鹿行エリアでZEH住宅を検討中の方は、IK-HOMEにお問い合わせください。

 

【ZEH補助金】申請するときの注意点

ここまで、ZEH住宅で補助金を申請できない原因について解説してきましたが、せっかくZEH住宅を建てたのに対象外となることはできるだけ避けたいですよね。

そこでここからは、ZEH補助金を申請する際、気をつけるべきことについて解説していきます。ポイントは次の2つです。

• 申請・着工期限に注意
• 補助金申請に詳しいハウスメーカーに依頼する

申請・着工期限に注意

ZEH補助金を確実に利用するためには、必ず申請・着工期限の確認をしておくことが大切です。

先述しましたが、ZEH住宅の補助金には申請や着工、完了報告などの期限が複数設定されており、こうした期限を過ぎてしまうと補助金を受け取れなくなってしまいます。

だからといって、交付が決定した後に着工をしなければ、対象から外れてしまいます。

ゆえに、申請だけでなく着工をするタイミングにも気を配ることが大切です。

そして、ZEH補助金の選定はすべての区分において「先着順」となっています。つまり、応募が遅れてしまうと選考で残る可能性が低くなってしまうということです。

ですが、逆に言えば選定開始の初日に到着すれば、それだけ選ばれる可能性が高まるということにもなります。

このように、ZEH住宅の補助金申請にはさまざまな期限や条件があるため、取りこぼしがないよう十分確認するようにしましょう。

補助金申請に詳しいハウスメーカーに依頼する

ZEH補助金を確実に受け取りたい場合は、「ZEHビルダー」または「ZEHプランナー」として登録していて、かつ補助金申請に詳しいハウスメーカーに依頼することも重要です。

上記でも解説したように、ZEH住宅の補助金申請には細かく条件や申請の期限などが設定されており、一般の人がこれらをすべて正しく行うのはとても大変な作業になります。

ゆえに、こうした補助金申請に詳しいハウスメーカーに建築の依頼をすることも、補助金対象外となることを避けるための必要なことといえるでしょう。

 

茨城県鹿行エリアでZEH関連の補助金活用を検討中の方は、IK-HOMEにお問い合わせください。

IK-HOMEは、ZEH普及率実績94％（2022年度）の工務店です。

 

まとめ

 

今回は、ZEH住宅の補助金制度が利用できない原因と、制度を利用する際の注意点について解説しました。

ZEH住宅の補助金制度は、建築費用が高額になる傾向が強いZEH住宅にとって、非常にお得な制度です。

条件や期限など細かい規定はありますが、ZEH住宅の補助金制度に慣れているハウスメーカーに依頼をすれば、着工スケジュールとのバランスを見ながらサポートをしてくれるため、安心して任せることができるでしょう。

「ZEH住宅を建てたい」と考えている方は、ぜひこの記事を参考にして、ZEH住宅建築を検討してみてください。

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