リビング横の和室は"いらない”と後悔しないための間取りポイントとおしゃれな事例〜和室シリーズ3〜

リビング横の和室は"いらない”と後悔しないための間取りポイントとおしゃれな事例

モデルハウスなどでもよく見る「リビング横の和室」を間取りへ取り入れようか迷っている方も少なくないはずです。

そこで、リビングと一体化した続き間の和室について、メリットと後悔しないために知っておくべきポイントを紹介します。

茨城県鹿行エリアの工務店『IK-HOME』のおしゃれな施工事例も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

この記事のポイント
  • リビング横の和室は、従来の和室よりも多彩で生活に密着した使い道があります。
  • リビング横の和室を後悔しないためには、間取りを検討する際に押さえるべきポイントがあります。
  • リビング横に和室のある新築住宅事例を紹介します。

 

 

リビング横にある和室のメリット

リビング横にある一体化した和室のメリット

住まいの洋式化が進むにつれて、独立した和室を作る事例は減っています。

ただし一方で、和室や畳の魅力が再認識されており、リビング横に和室や畳スペースを作る事例は少なくありません。

リビングと一体化した続き間の和室には、以下のようなメリットがあります。

  • 床に直接座ったり寝転んだりできる
  • 多目的なスペースとして活用できる
  • 畳による調湿効果を期待できる
  • 独立した和室よりも普段使いしやすい
  • リビングから目が届きやすいため、お子さんのスペースや介護用スペースとして活用しやすい
  • インテリアデザインのアクセントになる(落ち着いた印象に)

このように、リビング横の和室には、機能面・デザイン面におけるメリットがあるため、採用事例は増えています。

 

〈おすすめページ〉和室なしの間取りに後悔する理由&後悔しない和室のつくり方|和室のメリット・デメリット、成功事例も紹介

 

茨城県鹿行エリアで和室を取り入れたマイホームを検討中の方は、IK-HOMEにお問い合わせください。

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〈施工エリア:茨城県鹿行エリア〉
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※隣接地域での建築はご相談下さい。

 

「リビング横の和室はいらない」と後悔しないための間取りポイント

「リビング横の和室はいらない」と後悔しないための間取りポイント

ブログやSNSを見ると、リビング横に和室や畳スペースを作ったものの、「あまり使わない」などと後悔している方もいるようです。

有効活用できる和室を作るために、以下の点に着目してプランを検討しましょう。

 

和室の用途

リビング脇に和室を作ると、その分、他のスペースを圧迫します。

そのため、「リビング脇になぜ和室を作りたいのか」をまずはご家族で話し合いましょう。

その際に、具体的な用途を思い浮かべながらご自身の生活とフィットするか確認することが重要です。

 

「リビング横の和室・畳スペース」の用途例
  • キッズスペース(床に座って遊べるスペースや、赤ちゃんのおむつ替え、昼寝スペースなど)
  • リビング学習スペース(家事をしながら子供の勉強を見やすい)
  • 書斎スペース(リモートワークなど)
  • リラックススペース(床に座ったり寝転んだりするスペース)
  • 客間スペース(応接間や来客の宿泊スペース)
  • セカンドリビング(来客時に家族がくつろげるスペース)
  • フリースペース(家族がそれぞれ自由に使えるスペース)
  • 老後の寝室スペース(リビングと行き来しやすい)

 

このように、和室をどのような時に使うのかをあらかじめイメージしておくと、必要な広さや扉・窓の有無、収納計画などを考えやすくなります。

和室を後悔しないためには用途を決めて

 

和室の広さ

どんな用途を想定して和室を作るのかイメージできたら、それに合わせて適切な広さを確保しましょう。

 

〈用途〉 〈広さの目安〉
キッズスペース 2畳以上

※お子さん1人につき、1〜2畳は確保

リビング学習スペース 2畳程度

※広すぎると集中力が低下しやすい

書斎スペース 2畳程度

※広すぎると集中力が低下しやすい

リラックススペース 2〜4.5畳
客間スペース 3〜4.5畳

※宿泊用で使う場合は広めに

セカンドリビング 4.5畳以上

※ご家族全員で使うことを想定

フリースペース 3畳以上
老後の寝室スペース 4.5畳以上

※2人以上の寝室とする場合は6畳以上

 

建築面積やリビングとのバランスによって適切な広さは変わりますので、建築会社と何パターンかのプランを比較検討しましょう。

和室の面積や用途とリビングとのバランスを見て決める

 

リビングとの位置関係

広さが決まったら、リビングスペースとの位置関係を検討しましょう。

位置関係は大きく2種類に分けられます。

 

【リビングの内部に和室を取り込む】

リビングと和室の位置関係

こちらは、リビングの一部に和室や畳スペースを作るレイアウトです。

リビングと和室を建具などで区切らず、開放的な空間にしたい方におすすめします。

また、リビングと和室を合わせるので、スペースをコンパクトに抑えられます。

 

【リビングの脇に和室を配置する】

リビングと和室の位置関係

こちらは、リビングの横に和室・畳スペースをレイアウトするパターンで、隣り合わせでも空間用途を明確に分けられます。

また、建具で仕切れば独立した個室として使える点もメリットです。

ただし、リビング内部へ和室を取り込むパターンよりも広い面積が必要になります。

和室のレイアウトは面積と使い勝手を踏まえて決める

 

和室の床レベル

リビングと和室の床レベル(床高さ)を揃えるか、和室を一段高くするかで、空間の使い道や雰囲気が大きく変わります。

最近は、和室とリビングの間に建具をつけず、床レベル30-40cm程度変えて小上がりにするプランが人気です。

それぞれメリットとデメリットがあるため、注意しましょう。

 

【リビングと和室の床レベルが同じ】

メリット
  • 一気に掃除できる
  • 段差の上り下りが不要
  • 段差から落ちる心配がない
  • 和室も天井高を確保できる
デメリット
  • リビングから和室へホコリなどが広がる
  • 床に直接座ると立ち上がるのが大変な人もいる

 

【リビングよりも和室の方が床レベルが高い】

メリット
  • 段差部分に腰掛けて立ち上がりやすい
  • リビングから和室へホコリなどが入りにくい
  • 畳下を収納スペースとして活用できる
  • 間仕切壁や建具がなくても緩やかに空間を区切れる
デメリット
  • お子さんなどが段差から落ちる心配がある
  • リビングから和室まで一気に掃除しにくい
  • 和室の天井高が低くなる可能性がある
  • 段差を上り下りする必要がある

リビングと和室の床に段差を付けるかどうかもポイント

 

建具・窓・収納の有無

リビングとの間に間仕切りを付けるか」、「和室の中に窓を設置するか」、「収納スペースは必要か」も、重要なポイントです。

 

【間仕切りの種類】

  • 襖(戸襖)
  • 障子
  • 開閉間仕切壁(スクリーンウォール)
  • 格子戸や格子

 

間仕切りをつけるメリットは、シーンによってリビングと和室を分けられる点です。

ただし、コンパクトな和室ですと間仕切りがあることで圧迫感が出るので注意しましょう。

 

【窓の種類】

  • 掃き出し窓:濡れ縁などに出られるようにする場合に採用される
  • 腰窓:採光と通風を目的とする場合に採用される最も一般的な窓
  • 地窓(じまど):床と接するように設置する横長の窓で、採光と通風をしながらも、重心が床に近い落ち着いたデザインにしたい場合や、窓の外に視界へ入れたくないものがある場合におすすめ
  • 高窓(たかまど):目線よりも高い天井付近に設置する窓で、採光と通風の効果をより高めたい場合におすすめ

 

窓は設置する目的によって適切なサイズや位置が異なるため、建築会社とじっくり相談しましょう。

また、室内側から見た際のバランスはインテリアデザインに大きく影響します。

 

【収納の種類】

  • 押入れ・天袋・地袋
  • 壁付け収納(床置きではなく浮いた状態になるフロータイプがおすすめ)
  • 床下収納(畳の下が収納スペースになる)
  • 造作収納(リビングと素材やデザインを合わせてトータルコーディネイトできる)

リビング横の和室は、使い方によって収納がいる場合といらない場合があります。

どのような目的で和室を作るのかを再度イメージし、必要な分の収納スペースを設けましょう。

間仕切り・窓・収納の有無は、使い方とスペースに合わせて検討する

 

インテリアデザインの調和

リビングと続き間になっている和室は、インテリアデザインにもコツがあります。

リビングが洋風デザインで和室に建具を付けない場合は、それと違和感のない和室デザインにしましょう。

人気が高いのは、ヘリなし・半畳タイプの畳です。

最近は、北欧デザインと和風デザインを融合させたジャパンディインテリアもトレンドになっています。

リビングと和室のインテリアデザインをうまく融合させたい方は施工事例が豊富な会社へ相談を

 

将来のリフォームを視野に入れた可変性

リビング横の和室を、将来寝室や介護用の部屋として使う場合は、後から間仕切りをつけられるようにしたり、車椅子でも床にキズがつかないようにフローリングへ簡単に変えられるようにしてきましょう。

最小限のリフォームで部屋の用途を変えられると、家族構成やライフスタイルの変化にも低コストで対応できます。

将来を見据えたプランニングは、ずっと住み続けられるマイホームに重要

〈おすすめページ〉かっこいい和室を作る6つの方法|お洒落なモダン・レトロモダンコーディネートの和室事例も紹介

 

リビング横の和室のある家の成功事例

IK-HOMEは、和室がある住宅の施工実績が豊富です。

その中から、リビング横の和室・畳スペースを採用した事例を紹介します。

 

洋風・和風デザインを融合させたシンプルモダンな和室

和室なしの間取りに後悔する理由&後悔しない和室のつくり方|茨城県の注文住宅事例

壁と建具(ドア)を全て白で統一した事例です。

リビングと和室のメインカラーを揃えると、統一感のあるインテリアに仕上がります。

アクセントウォールのダークブラウンと網代(あじろ)調クロスの和室天井で空間の印象を引き締めた点もポイントです。

和室はリビングよりも一段高くして、その下を大容量の収納にしました。

〈関連ページ〉White × Cute

〈おすすめページ〉アクセントクロスをリビングに取り入れて失敗する理由は面積・位置など|ダサいリビングにしない方法、成功例

 

無垢材がぬくもりを演出する和モダンな和室

和室なしの間取りに後悔する理由&後悔しない和室のつくり方|茨城県の注文住宅事例

格子戸、掘りこたつ、床の間に無垢材を使用した事例です。

和室だけではなく、リビングにもふんだんに無垢材を取り入れ、統一感のある和モダンなインテリアに仕上げました。

リビングダイニング側も床座に近い作りにして、全体的に落ち着きのある大人っぽい雰囲気に。

和室とダイニングスペースの床はフラットにし、リビングと段差をつけて、その下を収納にしています。

〈関連ページ〉ハイエンドな和空間

 

ゲストを迎えるためのオリジナリティあふれる和室

こちらは、玄関土間から直接アクセスできる和室のある事例です。

和室が、ゲストを招くホール的な役割も果たします。

通常の玄関ホールとは違い、来客者と敷台に腰掛けて会話を楽しむシーンが思い浮かびます。

〈関連ページ〉私らしく。わが家らしく。

 

ゴロゴロと昼寝したくなる和室

和室なしの間取りに後悔する理由&後悔しない和室のつくり方|茨城県の注文住宅事例

こちらはリビングとの間に透け感のある開閉間仕切り壁を設置した事例です。

たっぷりの収納スペースと日差しがふんだんに差し込む広々とした和室は、疲れた時に横になって昼寝するのにぴったりですよね。

リビングとは段差をつけず床をフラットにしているため、間仕切壁を開くと大きな一つの空間としても使えます。

〈関連ページ〉裸足のくらし

 

地窓とアクセントウォールがスタイリッシュな和室

鹿嶋市W様邸

こちらは、間仕切りのない本格的なデザインの和室がある事例です。

高級感のあるアクセントウォールと地窓、格子、見せ柱が融合し、唯一無二なインテリアデザインを作り上げています。

〈関連ページ〉鹿嶋市W様邸

 

レトロな雰囲気を新築で実現した和室

茨城県鹿行エリアの畳スペースがあるおしゃれなリビング

新築住宅の中にレトロな雰囲気の和室を作った事例です。

リビングと和室どちらも木部はダークブラウンで統一しました。

和室には4枚建の引き込み戸を設置したので、用途によって完全に区切ることもフルオープンにすることもできます。

〈関連ページ〉和みのレトロモダン

 

お子さんのプレイスペースとして便利な和室

茨城県鹿行エリアの畳スペースがあるおしゃれなリビング

こちらは、リビングの一角に3畳ほどの畳スペースを作った事例です。

無駄な装飾はせずに、明るいリビングと溶け込むようにシンプルなデザインにしました。

柔らかい畳敷きの床は、お子さんが直接座って遊ぶ場所に最適です。

〈関連ページ〉Fun! Fun! Fun!

 

ダイニングスペースとしても使える小上がり空間

座の暮らし

こちらは、ダイニングスペースを畳仕上げの小上がりにした事例です。

対面キッチンに設置したカウンターで床に座りながら食事したり、机作業をしたりできます。

ダイニングスペースと畳スペースを兼用することで、空間を効率よく活用できます。

〈関連ページ〉座の暮らし

 

〈おすすめページ〉スタイリッシュ和モダンのリビング実例|狭いリビングでも快適なインテリアコーディネート、部屋の作り方

 

IK-HOMEには、今回紹介しきれなかった事例がまだたくさんあります。ぜひごらんください!

〈施工事例ギャラリー〉

 

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リビング横の和室が「いる」ケースと「いらない」ケース

では、リビング横の和室がいるケースといらないケースを紹介します。

 

リビング横の和室が「いる」(おすすめする)ケース
  • 赤ちゃんがいる(リビングでおむつ替えしたり昼寝させたりしたい)
  • 床に直接座った寝転んだりできるスペースが欲しい(フローリングの上では硬くて居心地が悪い)
  • 老後にコンパクトな動線で生活したい(和室を寝室として使うと、LDKでほとんどの時間を過ごせる)

 

リビング横の和室が「いらない」ケース
  • 室内飼いのペットがいる(畳をキズつけたり汚したりする可能性がある)
  • リビングと同じ階に部屋が余る(あえて同じ空間に和室を作る必要がない可能性も)
  • 平屋建てで寝室とリビングが近い(元々寝室とリビングがバリアフリー)

 

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まとめ

リビング横にある和室は、さまざまな用途で使える便利なスペースです。

ただし、“とりあえず”作ると、無駄な空間になってしまうかもしれません。

マイホームを後悔しないために、用途にあった広さ・床の高さ・設え・デザインの和室や畳スペースを作りましょう。