エコ住宅とは?5つの種類とメリット・デメリット|補助金から減税対策まで徹底解説
エコ住宅は、環境に優しいだけでなく、家計にも優しい住まいとして注目されています。
しかし、「エコ住宅とは何?具体的な内容がわからない」と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回は、茨城県鹿行エリアでエコ住宅を建築している工務店『IK-HOME』が、以下の項目をわかりやすく解説します。
- エコ住宅の基本的な定義など、概要をお知らせします。
- エコ住宅には5つの種類があります。
- エコ住宅のメリット・デメリットをおさえることが大切です。
目次
エコ住宅とは
エコ住宅とは、エネルギー消費を抑えて環境への不可を軽減しながら、快適な住環境を実現できる住宅のことです。
具体的には以下の8つの環境基本性能を実現できる「エコ住宅設備」を備えている、住宅で使用するエネルギーを最小限に抑えられる住宅です。
- 断熱
- 気密
- 日射遮蔽
- 日射導入
- 蓄熱
- 通風
- 換気
- 自然素材
上記の環境基本性能により住宅としての資産価値を維持しやすい点も魅力で、将来の家計・環境の両面でメリットを享受できます。
IK-HOMEはエコ住宅の建築に取り組んでいる工務店です。
茨城県鹿行エリアでエコ住宅の新築をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
〈資料請求、モデルハウス見学ご予約〉
〈家づくり相談会ご予約〉
〈オンライン相談ご予約〉
※電話営業や訪問営業などのしつこい営業はしておりません。お気軽にお問い合わせください。
〈施工エリア:茨城県鹿行エリア〉
鹿嶋市・神栖市・行方市・潮来市・鉾田市の5市町村
※隣接地域での建築はご相談下さい。
エコ住宅の種類
エコ住宅には、代表的な5つの種類があります。
- 長期優良住宅
- 認定低炭素住宅
- 性能向上計画認定住宅
- ZEH(ゼッチ)住宅
- LCCM(エルシーシーエム)住宅
各エコ住宅の概要をお知らせします。
長期優良住宅
長期優良住宅は、耐久性・断熱性能・耐震性・バリアフリー性などに重点を置いて設計・建築する住宅で、長期に渡って優良な状態を保てます。
断熱性能について、こちらの記事でどの程度の性能を実現するべきかを確認できます。
>【断熱等級は5で十分なのか】等級6との違い、メリット・デメリットを解説
認定低炭素住宅
認定低炭素住宅は、低炭素・循環型社会の実現に向け、「エネルギー消費を抑えながら二酸化炭素の排出量を削減する対策」に重点を置く住宅です。
以下の設備導入が推奨されていて、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出を抑えられるため、一般の住宅よりも環境に優しい住宅といえます。
- 高効率給湯器
- 太陽光発電システム
- エネルギー効率を高める断熱材の使用
性能向上計画認定住宅
性能向上計画認定住宅は、『建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律』の規定により、建築物エネルギー消費性能向上計画が認定された住宅です。
戸建住宅では断熱性・気密性を高めるために、建築基準法の省エネ基準から20%以上のエネルギー消費量削減が要求されます。
性能向上計画認定住宅の大きなメリットは「容積率※緩和の特例」を受けられる点で、通常の容積率の10%以内で延床面積を広げられます。
※容積率とは、土地面積に対する延床面積のことです。
ZEH(ゼッチ)住宅
ZEH(ゼッチ)住宅とは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称で、年間の一次エネルギー消費量を実質ゼロにすることを目指した住宅です。
具体的には、高断熱性能を持つ建材や高効率給湯器を導入し、消費するエネルギーを極限まで減らすとともに、太陽光発電などを利用して必要なエネルギーを自給自足します。
これにより、住宅のエネルギー消費を大幅に抑えることができ、光熱費の削減や二酸化炭素排出量の低減を期待できます。
ZEH(ゼッチ)住宅の詳細を、下記の記事で確認できます。
>【ゼロエネ住宅(ZEH)とは】簡単に解説│メリット・デメリット、補助金や建てる具体的な方法も紹介
LCCM(エルシーシーエム)住宅
LCCM住宅は「ライフ・サイクル・カーボン・マイナス」の略称で、建設から解体までのライフサイクル全体でのCO2排出量を、ゼロ以下にすることを目指します。
持続可能な素材を使用し、エネルギー消費を最小限に抑えることで、長期間にわたり環境負荷を減らします。
省エネ効率が高く、太陽光発電を利用して光熱費などのランニングコストを抑えられます。
各省エネ住宅の特徴を理解して、ご家族のライフスタイルや将来設計に合う種類を選ぶことが重要です。
エコ住宅のメリット・デメリット
次に、エコ住宅の代表的なメリット・デメリットをまとめて紹介します。
エコ住宅のメリット
エコ住宅の代表的なメリットは、以下のとおりです。
- 快適な住空間で健康的に過ごせる:高断熱・高気密なので、夏涼しく冬暖かい室内環境を維持しやすい
- 光熱費を抑えられる:エネルギー効率を最大限に高める設計、太陽光発電導入などによって、設備導入コストの回収を期待できる
- リフォームサイクルが長くなる:耐久性の高い建材・先進的な設備を採用
- 自然災害の際の停電に対応できる:太陽光発電・蓄電池の導入により、停電時に電力確保が可能
- 補助金・税の優遇制度を活用できる:建築時の費用負担を軽減できる
補助金・税の優遇制度について、のちほど「エコ住宅が利用できる補助金・税の優遇制度」で具体的な内容を紹介します。
エコ住宅のデメリット
エコ住宅の代表的なデメリットは、以下のとおりです。
- 建築できる施工業者が限られる:補助金申請が可能な、特定の施工業者選定が必要
- 初期コストが高い:グレードの高い断熱材を採用・太陽光発電を設置など、一般的な住宅と比較して建築費用が高い
- 設備のメンテナンスが必要:省エネ性能の高い給湯器、太陽光パネル・蓄電池などの高性能設備を使用するため、定期的なメンテナンスが必要
エコ住宅が利用できる補助金・税の優遇制度
ここでは、エコ住宅を建築する際に活用できる補助金や税制優遇制度の内容を紹介します。
エコ住宅が利用できる補助金
エコ住宅建築時に利用できる主な補助金は、下記のとおりです。
補助金例(補助額) | 対象 |
---|---|
戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH) 化等支援事業 (最大100万円) |
ZEH住宅が対象 |
こどもエコすまい支援事業 (一戸あたり100万円) |
子育て世帯・若者夫婦世帯が実施する省エネ性能の高い住宅の新築・省エネリフォームが対象 |
給湯省エネ事業 (最大18万円) |
省エネ性能の高い給湯器の導入が対象 |
※2024年時点の情報です。
上記は国が実施している補助金で、自治体も独自に補助金制度を実施しています。
ただし補助金は政策・予算によって実施状況が変動するため、住宅の新築・リフォーム時に最新情報を確認してください。
茨城県鹿行エリアでエコ住宅をご希望の方は、IK-HOMEにお問い合わせください。
IK-HOMEは、各種補助金の申請が可能な工務店です。
〈資料請求、モデルハウス見学ご予約〉
〈家づくり相談会ご予約〉
〈オンライン相談ご予約〉
※電話営業や訪問営業などのしつこい営業はしておりません。お気軽にお問い合わせください。
〈施工エリア:茨城県鹿行エリア〉
鹿嶋市・神栖市・行方市・潮来市・鉾田市の5市町村
※隣接地域での建築はご相談下さい。
エコ住宅が利用できる税の優遇制度
エコ住宅が利用できる主な税の優遇制度は、以下の通りです。
- 住宅ローン控除
- 固定資産税の軽減
- 不動産取得税の軽減
- 贈与税の軽減 など
税の優遇制度も国の政策・予算によって実施状況が変動するため、毎年12月ごろに公表される税制改正情報を確認しましょう。
まとめ
エコ住宅は、「環境への配慮」「家計への優しさ」を両立した住宅です。
建築費用が高額になるのが一般的ですが、補助金・税の優遇制度の活用によって、費用負担を軽減できます。
また長期に渡って多数のメリットがある住宅ですので、今回の情報を参考にしてお得に快適なマイホームを実現していただけると幸いです。