子育てグリーン住宅支援事業はいつから始まる?適合条件や申請方法、注意点までわかりやすく解説

子育てグリーン住宅支援事業はいつから始まる?適合条件や申請方法、注意点までわかりやすく解説

子育てグリーン住宅支援事業とは、省エネ住宅の新築・リフォームにかかった費用の一部を、最大で160万円まで補助する制度です。

GX志向型住宅をはじめとする省エネ住宅をご希望の場合や、ご自宅の省エネリフォームを検討されている場合、申請することで補助金を受け取れる可能性があります。

しかし、新たに始まった制度であることから、「いつから申請できるのか」「どのような住宅が対象か」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、茨城県鹿行エリアの工務店『IK-HOME』が、子育てグリーン住宅支援事業について解説します。

この記事のポイント
  • 子育てグリーン住宅支援事業はいつから申請可能か紹介します。
  • 子育てグリーン住宅支援事業の対象者や住宅の適合条件、補助額を解説します。
  • 子育てグリーン住宅支援事業へ申請する際の注意点を紹介します。

 

 

子育てグリーン住宅支援事業とは|概要やいつから申請可能か解説

子育てグリーン住宅支援事業

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子育てグリーン住宅支援事業は、省エネ住宅の新築やリフォームを支援する制度です。

環境省、国土交通省、経済産業省が連携して運営している「住宅省エネキャンペーン」の一つとして実施されています。

子育てグリーン住宅支援事業はいつから始まったか

子育てグリーン住宅支援事業は、経済対策の閣議決定日である2024年11月22日より始まりました。

そのため、申請対象は2024年11月22日以降に着手された工事に限られます。

子育てグリーン住宅支援事業はいつから申請可能か

子育てグリーン住宅支援事業の申請期間は、2025年3月現在で以下の通り予定されています。

  • 補助金交付申請期間:2025年5月以降、申請タイプに応じて、段階的に受付開始予定
  • 完了報告期間:2025年6月以降、申請タイプに応じて段階的に受付開始予定

現時点で詳しい情報はまだ公開されておらず、スケジュールが変更となる可能性もあるため注意しましょう。

子育てグリーン住宅支援事業の対象者

子育てグリーン住宅支援事業の対象者は、大きく次の3パターンに分けられます。

  • 「GX志向型住宅」の注文住宅の新築・新築分譲住宅の購入・賃貸住宅の新築を行う全世帯
  • 取得・入居する長期優良住宅、あるいは ZEH水準住宅に注文住宅の新築・新築分譲住宅の購入・賃貸住宅の新築を行う子育て世帯、または若者夫婦世帯
  • 断熱リフォームやバリアフリーリフォームなど、対象となるリフォーム工事を実施する全世帯

また、本事業における子育て世帯・若者夫婦世帯の条件は以下の通りです。

子育て世帯の条件

  • 令和6年3月末までに工事に着手する場合、令和4年4月1日時点で18歳未満のお子様がいる
  • 令和6年3月末以降に着工する場合、令和5年4月1日時点で18歳未満のお子様がいる

若者夫婦世帯

  • 申請時点において夫婦である
  • 令和6年3月末までに着工する場合、令和4年4月1日時点で夫婦のいずれかが39歳以下である
  • 令和6年3月末以降に着工する場合、令和5年4月1日時点で夫婦のいずれかが39歳以下である

 

子育てグリーン住宅支援事業という名称ではありますが、対象は子育て世帯に限りません。

GX 志向型住宅を建てたい方や、断熱リフォーム、バリアフリーリフォームなどを建てたい方であれば、世帯を問わず申請可能です。

 

省エネ住宅の中でも最高水準のZEH住宅が気になる方は、こちらの記事もご確認ください。

>ZEH住宅とは?複雑なルールを簡単にわかりやすく解説

 

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子育てグリーン住宅支援事業の住宅の適合条件と補助額

子育てグリーン住宅支援事業

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ここからは、新築・既存住宅(リフォーム)それぞれの住宅や工事における適合条件、補助額について解説します。

新築住宅(注文住宅・分譲住宅・賃貸住宅)の適合条件

新築の場合、対象住宅と補助額は以下の通りです。

対象世帯 対象住宅 補助額/戸
全世帯 GX志向型住宅 160万円
子育て世帯
若者夫婦世帯
長期優良住宅 建替前住宅等の除却を行う場合 100万円
上記以外の場合 80万円
ZEH水準住宅 建替前住宅等の除却を行う場合 60万円
上記以外の場合 40万円

※出典:子育てグリーン住宅支援事業の概要|国土交通省

新築住宅について子育てグリーン住宅支援事業を利用する場合、GX志向型住宅であれば世帯を問わず160万円が補助されます。

長期優良住宅・ZEH水準住宅の場合は子育て世帯・若者夫婦世帯が対象で、補助額は長期優良住宅で最大100万円、ZEH水準住宅は最大60万円です。

また、GX志向型住宅の条件は以下の通りに定められています。

  • 断熱等性能等級が「6以上」である
  • 再生可能エネルギーを含まず一次エネルギー消費量の削減率35%以上である
  • 再生可能エネルギーを含んだ一次エネルギー消費量の削減率100%以上である

上記に該当する住宅以外はGX志向型住宅として認められないため注意してください。

既存住宅(リフォーム)の適合条件

既存住宅の場合、対象となる工事や補助額は以下の通りです。

メニュー 補助要件 必須工事 付帯工事 補助額/戸
Sタイプ 必須工事3種の全てを実施 ・開口部の断熱改修
・躯体の断熱改修
・エコ住宅設備の設置
・子育て対応改修
・バリアフリー改修
上限:60万円
Aタイプ 必須工事3種のうち、いずれか2種を実施 上限:40万円

※出典:子育てグリーン住宅支援事業の概要|国土交通省

リフォームの場合は世帯を問わず申請できますが、最大限の補助を得るには必須工事すべてを行う必要があります。

例えば、Sタイプの補助金を申請する場合、開口部の断熱改修・エコ住宅設備の設置・バリアフリー改修の3つでは申請できず、Aタイプに変更が必要です。

必須工事3つを行なった上で付帯工事を行う場合は、Sタイプへの申請が可能となります。

 

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※隣接地域での建築はご相談下さい。

 

子育てグリーン住宅支援事業へ申請する流れ

子育てグリーン住宅支援事業

子育てグリーン住宅支援事業へ申請する場合、大まかには次の流れで補助金が還元されます。

  1. 登録事業者との契約締結
  2. 工事に着手する
  3. 一定以上の工事が完了する
  4. 補助金の交付を申請する
  5. 補助金の交付が決まる
  6. 引き渡しおよび入居完了報告
  7. 補助金の受け取り

任意ではありますが、工事に着手した段階で交付申請を予約することも可能です。

子育てグリーン住宅支援事業へ申請する際の注意点

子育てグリーン住宅支援事業

子育てグリーン住宅支援事業を利用する場合、次の3点に注意が必要です。

  • 申請期限が前倒しになる可能性がある
  • 補助金を受け取るのは工事完了報告後
  • 申請を行えるのは登録事業者のみ

申請期限が前倒しになる可能性がある

子育てグリーン住宅支援事業の申請期間は、2025年3月下旬〜2025年12月31日です。

しかし、予算に達した時点で受付締切となるため、12月31日より前倒しになる場合もあります。

12月31日までと見込んで工事を進めると、申請受付に間に合わない可能性もゼロではありません。

補助金申請を焦らず行うためにも、スケジュール計画は余裕をもって行いましょう。

補助金を受け取るのは工事完了報告後

補助金を受け取ることができるのは、工事完了報告がされてからです。

そのため、工事費がはじめから割り引かれるわけではありません。

最初に工事代金を全額支払い、後から補助金が還元される流れのため注意しましょう。

申請を行えるのは登録事業者のみ

子育てグリーン住宅支援事業は、施主様ご自身では申請できません。

注文住宅の新築工事・新築分譲住宅の販売・賃貸住宅の新築・既存住宅のリフォーム工事を行う事業者のみが登録事業者として認定され、補助金の交付手続きを行えます。

事業者登録は2025年3月上旬から開始予定のため、今後施工会社を選ぶ際には登録の有無を確認しておきましょう。

まとめ

子育てグリーン住宅支援事業を利用することで、省エネ住宅の新築、既存住宅の省エネリフォームのコストを抑えることができます。

申請期間は2025年3月下旬〜2025年12月31日までと予定されていますが、申請状況によっては前倒しの可能性もあるため、スケジュール計画は余裕をもって行ってください。

スムーズな申請・交付を叶えたい方は、補助金申請に詳しく、省エネ住宅を得意とする会社へ相談しましょう。